ABOUT
近世文学を中心に、「物語が他者をどう描いてきたか」を探るライター。
法政大学大学院にて曲亭馬琴のより若年期作品と当時の琉球ブームの関わりを研究し、
馬琴が阿麻和利像に見出した魅力を現代的に読み直しています。
ZINE『MoonLightHouse』は、
「阿麻和利弓張月問題」と呼ばれる物語の継承のあり方を、
文学・歴史・ジェンダーの視点からたどるシリーズです。
作品の奥に眠る“語られなかった声”を拾い上げ、
私たちが物語をどう受け継ぎ、語り直していけるのかを考えています。
シリーズ概要
『MoonLightHouse』は、曲亭馬琴の『椿説弓張月』を軸に、
阿麻和利伝説がどのように語り継がれ、変容してきたのかを追う批評ZINEです。
各号では、歴史・文学・ジェンダーの交錯点に立ち、
物語が描く「他者」像とその背後にある社会的・文化的構造を読み解き、
物語を通して文化の記憶と想像力のあり方を問い直す批評的試みです。
一次資料の読み解きと現代的視点を往復しながら、見過ごされてきた声やかたちを照らし出します。
本誌のお取り扱いをご希望の書店様・流通業者様は、ぜひお気軽にご連絡ください。